一口に看護師といっても、勤める病院やクリニックの規模、診療科などによって仕事内容は大きく異なります。看護師の勤め先となる診療科や部署のなかでも、残業が発生する確率が高いとされているのが以下の4つです。
1つ目は急性期病棟です。急性期病棟では、名前の通り、患者さんの容態の変化への対応や緊急の入院患者さんの受け入れなど、大変な仕事が多く、残業が発生しやすい部署といわれています。ベッドの入れ替わりも激しく、常に忙しい環境に身を置くことになるため、プライベートの時間が確保しづらい傾向にあるようです。
2つ目は産婦人科です。産婦人科では妊婦さんの対応を行いますが、分娩は時間が確定したものではないため、突発的な残業が発生することがよくあります。このような状況は大きな産婦人科ではよくあることですが、小規模の場合は残業が少ないところもあるので、産婦人科への就職を希望している場合は、自分自身でチェックしてみるとよいでしょう。
3つ目は循環器内科です。循環器内科では心臓疾患の患者さんの対応をすることがほとんどなので、容体が急変した際に残業が発生することが多いです。緊急入院の対応も行うこともあるので、とても忙しい診療科といえるでしょう。
そして4つ目は脳神神経科です。循環器内科と同様に、患者さんの容体の急変や手術時間の延長などにより、残業が発生しやすい診療科とされています。脳の後遺症が残ってしまった患者さんの介助も仕事の1つなので、全体的にハードな職場といえるかもしれません。